驕らない心
人を見下さず、自慢せず、調子に乗らず、偉ぶらず、常に謙虚で親切で感謝の気持ちを忘れず、怒らず、油断しない。
・・・と書いてはみたけど 二宮和也 という人にどこまでそれが当てはまっているのか。
キミにはキミらしい驕らない心があるんだと思う。
味方を見つけるとか、誰かを自分の味方につけるとか、そういう理論的なものじゃなくだからって型破りに何かを目指すような姿もなく。
不思議なふわふわとしたところに立って上から人を見渡している感じ。
だからそれは良いとか悪いとかそういう区切りの中にあるものじゃない、「そういうものなんだ」と言わざるを得ない状況で。
濱ちゃんこと濱田崇裕がそれに付いていっている状況が何だか可笑しくて。
キミはいつでもキミなのに。
いつの間にかキミの周りには笑いと少しの大人び言葉とたくさんの優しさが広がっている。
その持ち合わせた武器をコロコロと使い分ける術はどこでも通用しちゃって。
アカデミー賞主演男優賞を受賞したことを今はもう話のネタとして使い始めて。
きっと嬉しくて照れを隠してるだけなんだとは思うけど。
それでもやっぱり、キミのやり方は人を驚かせる何かを持ってる。と思う。私はそう思う。
そこに優しさと他を尊敬する心があるから。
上を目指す、という姿勢も持ち合わせているのにキョーミの無いフリをする。
だけどキミの口から
『オレは、自分から嵐をやめたりしない』
『メンバーがひとりぬけたら、もう嵐はやらない』
『解散でいいと思う』
『5人じゃない嵐に興味が持てないから』
と堂々と発せられた言葉の重みに胸が苦しくなった。
周りがなんと言おうと彼はプロだし、プライドも持っているし、何より自分のいる「嵐」が好きだ。
内向的なグループの内向的な人がそこでどれだけの想いを背負ってやって来たのかなんて底知れない。
過去を振り返ることをしない4人とこれからの未来もただ前だけを向いて歩み続ける事が最大の財産であると笑えるように。
キミの誕生日をお祝いするにはやっぱり日付をずらした方がキミには似合ってると私の少しばかりの天邪鬼な心が顔を出した。
33歳のお誕生日おめでとう。